理念・基本方針・ごあいさつ

理念

最高の医療と、患者さまに満足していただける安全な医療を提供し、
医の高い倫理性や人間愛を尊重した医療をめざします

基本方針

  • 患者さまやご家族に信頼される安全で質の高い医療を提供します
  • 患者さまに満足していただけるホスピタリティを提供します
  • 地域医療連携と救急医療を推進し、地域貢献・社会貢献をめざした医療を行います
  • 将来を担う医療人の育成につとめます
  • 働きがいと誇りを持てる職場環境を整備し、それを患者さまの満足につなげます

臨床論理に関する方針

  • 『WMA医の国際倫理綱領』および松下記念病院の『職員倫理要綱』を遵守し、患者の尊厳、人権に十分配慮して質の高い医療を提供する。
  • 終末期医療、宗教上の輸血拒否、身体拘束、生殖・周産期医療、人工妊娠中絶、臟噐移植など生命倫理に関する問題に対しては関係法規・ガイドラインを遵守し、信頼される医療を提供する。
  • 医学・医療の発展のために臨床研究・臨床治験を積極的に遂行し、その実施については、倫理審査委員会ならびに治験審査委員会において、適正な審議、検討を行う。その際、ヘルシンキ宣言はじめ各種指針・ガイドライン、関係法規を遵守する。
  • 医療行為の妥当性に関する問題や生命の尊厳に関する問題など臨床倫理に関する課題が生じた場合は、主治医及び主治医以外の医師のみならず事務方も含む多専門職種の病院関係者において検討協議した上で、最善の治療方針をとることとする。解決困難例に対しては医の臨床倫理委員会にて討議し、最終的にその方針を決定する。

ごあいさつ

松下記念病院は松下電器産業(株)(現パナソニック(株))の創業者であります松下幸之助氏の発意により、1940年(昭和15年)11月に誕生しました。その後は、地域社会へ貢献することを目的に診療部門を拡大、1958年(昭和33年)から総合病院として出発し、1986年(昭和61年)3月からは現在の地に移転して、松下記念病院となりました。

当院の理念は“最高の医療と、患者さまに満足していただける安全な医療を提供し、医の高い倫理性や人間愛を尊重した医療をめざします”です。私たちは患者さまと医療関係者との間で相互満足を成立させるための「ホスピタリティ」を最重視しています。

松下記念病院は、2009年に、地域医療支援病院および大阪府がん診療拠点病院の指定を受け、高度な急性期医療を提供しています。

地域医療支援病院として、「地域の先生方からの紹介」、「救急医療」を中心に掲げ、心・肺・腎・消化器などの内科疾患や骨折などの外傷疾患に積極的に対応しています。加えて、小児・周産期医療、生活習慣病、増加している高齢者特有の疾患に対しても地域の先生方から多くの患者さまを紹介していただき、幅広く対応しています。

がん診療においては、予防医療センターでのがんの早期発見、各診療科での診断・治療、さらには緩和医療まで一貫した「がんのトータルマネジメント」ができることが当院の最大の特長です。手術、薬物療法、放射線治療は豊富な治療件数を有し、各診療科と連携し集学的治療も積極的に行い、常に安全で質の高い医療を提供できるように心がけています。

また、当院の特色として、「チーム医療」があげられます。診療科ごとの垣根がない横の連携の良さや多職種が協働して患者さまに接する風土は、当院の大きな強みです。これにより、早期に問題点を収集し、解決しやすい状況を作ることができます。今後もチーム医療をさらに発展さるためには、医療の質の向上が必要であり、人材育成や教育面にも力を注いでいきます。さらに、職員が働きがいと誇りを持てる職場環境を整備するために、働き方改革にも率先して取り組んでまいります。

職員一同がホスピタリティマインドをもって患者さまに接し、信頼される安全で質の高い満足していただける医療を提供し、地域や社会に喜んでいただける病院をめざして努力いたしますのでご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

松下記念病院 病院長 村田 博昭