呼吸サポートチーム(RST)

メンバー

医師 趙 崇至(麻酔科)
看護師 小松 良平、國原 博文、中島 貴志
理学療法士 下川 哲弘、中村 香織
臨床工学技士 勝賀瀬 佐紀子、頼住 啓一、木村 杏沙

私たち呼吸ケアチームは、院内の多職種のメンバーで協力して人工呼吸器を装着している患者さまができるだけ早く人工呼吸器から離脱できるようにサポートを行っています。メンバー構成は、医師、看護師、理学療法士、臨床工学技士からなります。

人工呼吸器の装着機関が長期化すると人工呼吸器関連肺炎(VAP:ventilator-associated pneumonia)を起こすリスクが高くなります。人工呼吸器関連肺炎の主な原因は、口の中や喉に存在する細菌や逆流した胃内容を肺の中へ吸い込んでしまう(誤嚥)ことや、汚染した回路から細菌を肺に吸収してしまうこととされています。

これらを予防するためには、患者さまの口腔を清潔に保つオーラルケアを積極的に行ない、人工呼吸回路を清潔に保つことが必要です。これらに関する知識や技術を備えているのが呼吸ケアチームです。呼吸ケアチームは主に院内の人工呼吸器装着患者さまを対象として病棟ラウンドを週1回行っています。チームのメンバーがそれぞれの視点や技術に基づいて早期の人工呼吸器離脱に向けた介入を行います。ラウンドだけではなくそれぞれのメンバーは毎日ベッドサイドに行き、随時主治医や担当看護師からの相談に応えています。