お知らせ
【末梢血造血幹細胞を採取された皆様へ】保存期間が10年を超えた凍結細胞廃棄のお知らせ
当院では20年以上前から、自家移植の適応のある患者様や、同種移植を目的としてドナー様から末梢血幹細胞を採取し、院内のディープフリーザーにて凍結保存してまいりました。しかし患者様の病状の変化や、その他の理由で今後の使用が見込まれない細胞が増えてきました。その結果、細胞の凍結保存場所が不足し、現在治療中の患者様に必要な末梢血幹細胞の保管場所の確保が難しくなってきております。また長期保存された凍結細胞は劣化して増殖能が低下している可能性が高く、これらの細胞を今後実際に移植に使用するのは極めて困難と考えられます。
つきましては、2025年8月現在で、すでに保存期間が10年以上経過している細胞、および今後使用見込みがないと当科において判断した細胞に関しましては、2025年9月以降、順次廃棄する方針といたしましたので、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。
本通知の対象となる方
過去に当院にて自家末梢血幹細胞採取を受けられた患者様、あるいは同種末梢血幹細胞採取を受けられたドナー様
以上のことは、当院の輸血療法委員会にて審議の上、病院長より承認を受けております。細胞廃棄に該当する患者様ならびにご家族の方、ドナーの皆様には、本通知をもって個別なお知らせに代えさせていただきます。
なお、今後は細胞採取についての説明の際に、保存期間や廃棄についてもご説明し、同意をいただくこととしております。
ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。
お問い合わせ先
ご質問などございましたら、下記の連絡先までお問い合わせください。
パナソニック健康保険組合 松下記念病院 血液内科
電話番号 06-6992-1231(代表)