基本的臨床能力評価試験(2018年度)

  

【問題1】65歳女性。5年前に右上肢のパーキンソニズムで発症した多系統萎縮症のため在宅療養中である。2年前より独歩困難、半年前から経口摂取困難となった。胃瘻を造設し、同時期より通院が困難となったため、月に2回の訪問診療を受けている。本日定期診察のため自宅を訪問したところ、家族よりこの2週間ほどで夜間のいびきが強くなってきているとの訴えがあった。血圧132/77 mmHg、脈拍86回/分、呼吸数20回/分、SpO2 96%(room air)、体温36.8℃。本人からは息苦しさの訴えはない。

頸部および上胸部の診察所見を示す。



この所見から想定されるものはどれか。





判定