がんの予防（予防医療センター）

がんの予防

がん予防に関する方針に基づいた取り組み

科学的根拠のあるがん予防に取り組みます。
国立がん研究センターでは「日本人のためのがん予防法」をまとめています。それによると、「禁煙する」「節酒する」「食生活を見直す」「適正体重を維持する」「身体を動かす」の5つの健康習慣を実践することで、がんのリスクは大きく減少すると考えられています。当院の健診ではこれらのがん予防法の実践をお手伝いします。
喫煙は多くのがんの原因となることが明らかになっていますが、中でも肺がんや喉頭がんなどはよく知られています。当院ではドック健診を受けられた喫煙者に対して禁煙をおすすめしており、保健指導を受けられた方には積極的に禁煙外来への紹介を行います。
多量の飲酒は食道がんや大腸がんと、塩分の取りすぎは胃がんと関連があります。そして最近、肥満は乳がん、婦人科がん、消化器がん（大腸がんや肝臓がんなど）との関連が明らかになっています。当院ではドック健診の受診者に、節酒、減塩や肥満改善の重要性についてご説明しており、必要時には保健師や栄養士から保健指導、栄養指導を行っています。
多くの胃がんの原因が、胃へのピロリ菌感染であることがわかっています。当院では多くの方に声をおかけして、簡便なピロリ菌検査（血中ピロリ菌抗体検査）をおすすめしています。また胃部X線検査（バリウム検査）や胃カメラ検査でピロリ菌感染が疑われる場合は、積極的に消化器内科に紹介しています。
人間ドック初回受診時には肝臓がんの原因であるB型肝炎（HBs抗原）、C型肝炎（HCV抗体）の検査を全例に行っています。