子宮体がん

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疫学

子宮内膜から発生するがんです。
日本での罹患率は10万人当たり31.2人。死亡率は10万人当たり5.1人で増加傾向です。50歳代の閉経期に好発します。

病因

妊娠・分娩回数が少ないこと、月経不順、不妊、肥満、糖尿病、ホルモン薬の内服などが発症の危険因子です。日本人の未婚化、晩婚化、少子化による妊娠・分娩回数の減少や、食生活の欧米化による肥満や糖尿病の増加のため、子宮体がんの患者数は増加傾向になっています。

症状

不正性器出血が起こりやすいです。特に閉経後の不正出血は要注意です。

診断

ほとんどの場合、不正性器出血をきっかけに、子宮内膜の細胞をこすって採取し顕微鏡で見て異常な細胞の有無を調べる子宮内膜細胞診をして発見されます。産婦人科開業医などで細胞診をして異常があるときは通常、病院へ紹介されますが、子宮内膜の細胞の塊(組織)をとって検査する生検をして診断が確定されます。超音波で子宮内膜が厚く不整に見えるときも子宮体がんを疑います。

治療

通常は手術により子宮や付属器や周囲のリンパ節をとります。手術後にがんが他の部位へ転移したり再発する危険性が高い場合は、術後化学療法(抗がん剤の点滴)をします。早期のがんでは腹腔鏡で手術することがあります。III期、IV期の進行がんでは手術不能で化学療法のみ行う場合や性器出血や腹痛などの症状を緩和する目的での放射線治療のみをすることがあります。