小児科

小児科外来は、下記時間の診療に対応します

(平日)月~金曜日

  • 2023年(令和5年)6月から、一般診療への受診は、原則「事前連絡制」となります。
    ■小児科の一般診療へのご予約がない方、
    ■かかりつけ医からの紹介状をお持ちで、前もって受診ご予約のない方は
    受診当日に電話で、小児科外来スタッフまでご連絡してから来院してください。

    TEL:06-6992-1231代表 
    当日受診電話の対応時間:午前8:30~11:00

    ※ 応需状況により電話が通じにくい時間帯がございます、ご了承ください。

  • 受診当日以外の電話予約の取得は承っておりません。受診当日の朝にご連絡ください。感染症対策の観点から、ご協力の程よろしくお願いします。
  • 8:30~11:30 外来受付時間 初診の方は総合案内にお立ち寄り頂いてから、再診の方は受付機に診察券を通してから(月初めの場合は保険証等確認、乳幼児医療証またはこども医療証が必要です)、2階小児科外来にお越しください。
  • 2022年4月の診療報酬改定により、当院は一般病床数200床以上の地域医療支援病院のため、他の医療機関からの紹介状なく当院に受診された場合等、医療費とは別に初診・再診時の選定療養医療費をご負担いただきます。
11:30~17:00までは予約制の専門外来です
  • 土日および年末年始を含む祝祭日(病院開院日を除く)の診療は行っておりません。

メッセージ

磯田 賢一部長 磯田 賢一(いそだ けんいち)

松下記念病院小児科の特色は、①各分野領域の専門医による平日午後の予約制クリニック、②当院産科で出生されるお子さまの分娩時からの見守りや必要なケア、あるいは退院後の発育の見守り・相談、③平日午前中の一般診療では発熱などの急な体調不良や日々のお困りごとの相談に、それぞれ対応しています。

各分野の専門医によるクリニックには、血液・膠原病クリニック、心雑音の精密検査や川崎病治療後の健康管理を行う心臓クリニック、食物アレルギーのご相談に対応するアレルギークリニック、検尿の精密検査の腎臓クリニックと低身長と肥満の相談に乗る内分泌代謝クリニック、てんかん・頭痛・再発を繰り返す熱性けいれんと頭痛や発育の心配事の相談に乗る神経クリニックを設けています。それぞれ予約制ですので受診を希望される場合には、かかりつけの医師にご相談・ご紹介いただくか、小児科外来スタッフにご相談下さい。専門的治療を必要とするお子様たちに健やかな成長発達と、ご家族とともに幸せな生活を送って頂けるように支援に努めてまいります。

当院で出産されるお子様には、産科スタッフチームと綿密な情報共有を行いって、安心・安全な出産となるよう取り組んでいます。また新生児の入院中や、退院後も成長発達などの健康観察や予防接種、育児にまつわる心配事には丁寧に相談に乗っていきます。是非当院での出産をお考え頂き、お気軽にご相談下さい。

小児科の一般診療は、母子手帳やお薬手帳などをご持参のうえ、午前中(平日午前9時から11時30分受付まで)の診療にお越し下さい。新型コロナウイルス対策として、発熱やひどい咳のお子様、ご家族に発熱など体調不良がある場合等の受診につきましては、事前にお電話でご連絡をお願いします。

小児科の診療方針

  • 常勤医師3名、非常勤医師5名で、新生児から思春期の内科疾患の診療を行っています。午前中は一般小児科診療、午後は専門クリニックを設けています。
  • 専門クリニックは大学病院などから専門担当医が、予約制で診察しています。かかりつけの先生からの専門クリニックへの直接のご予約も承っております(患者支援連携センターをご利用ください)。

かかりつけ医の先生はこちら

小児血液クリニック 血液疾患、免疫関連疾患などの診断・治療。
小児心臓クリニック 先天性心疾患、不整脈、川崎病後児のフォローアップなどの診療。
小児アレルギークリニック 食物アレルギー、気管支喘息、アトピー性皮膚炎などの診療。
小児内分泌・代謝クリニック 低身長症、小児糖尿病、甲状腺疾患、副腎疾患、肥満、思春期早発症などの診療。
小児腎臓クリニック 先天性腎疾患、腎炎、ネフローゼ症候群、尿路感染症、学校検尿異常などの診療。
小児神経クリニック てんかん、熱性けいれんなどのけいれん性疾患、運動発達のつまづきなどの診療。

小児血液クリニック(担当:大曽根)

血液免疫疾患

血友病・フォンビルブランド病などの先天性凝固疾患の方への補充療法、原発性免疫不全症のうち無または低ガンマグロブリン血症の方への免疫グロブリン補充療法を行っています。白血病、再生不良性貧血などの方に、現在は治療後の外来生活支援を主体として専門的診療を行っています。

膠原病・自己免疫性疾患

若年性特発性関節炎、全身性ループスエリテマトーデスなどを対象としています。ステロイド、免疫抑制剤などを用いて、早期に活動性を沈静化させるようにしています。

小児心臓クリニック(担当:岡本)

学校検診でのスクリーニング陽性者に対し精密検査を行っています。

心電図、心エコー検査の他、ホルター心電図、トレッドミル負荷心電図などを行っています。

先天性心疾患

心室中隔欠損症、心房中隔欠損症、動脈管開存症、弁膜症などの経過観察地域医療機関からの紹介による心雑音や不整脈の相談受診にも対応しています。

川崎病治療退院後の経過観察

急性期はガイドラインに基づいた免疫グロブリン大量療法ならびにアスピリン内服、リスク評価によるステロイド全身投与による入院治療を行っています。退院後の冠動脈瘤の有無に応じた外来経過観察に対応しています。

小児アレルギークリニック(担当:清水)

アレルギー専門医とアレルギーエデュケータ資格をもつ看護師、管理栄養士からなるチームがお子さまやご家族の不安を和らげるため丁寧な問診や説明、指導を心がけています。

食物アレルギー

血液検査やプリックテストによるアレルゲンを特定して診断します。入院もしくは外来で食物経口負荷テストを行い、アレルゲン食材の制限解除または負荷テスト後の緩徐な経口免疫寛容療法を行っています。

アナフィラキシー既往のあるお子さまとご家族にはエピペンRの処方と指導、養育に関わる教育者への指導も行っています。

アトピー性皮膚炎

生活・治療歴の丁寧な聴取から、スキンケア、軟膏の塗布法など、きめ細やかな指導を心がけています。

気管支喘息

血液検査による原因物質の特定や、喘息コントロールテスト(ACT)、呼吸機能検査、呼気NO(一酸化窒素)値を参考に定期通院治療を行っています。ガイドラインに基づいた、在宅吸入器を利用した吸入ステロイド療法や抗ロイコトリエン拮抗薬などによる抗炎症治療を行っています。

スギ花粉症、ダニアレルギー

血液検査によるアレルギー判定検査を行い、対象年齢のお子さまに舌下免疫療法を行っています。

小児内分泌疾患・代謝クリニック(担当:河辺)

小児内分泌

ホルモンが関係する小児の成長・発達・性成熟にかかわる病気の診療を行います。低身長、甲状腺疾患、思春期早発症などの内分泌疾患に対して、診断のための計画的な入院負荷試験を行い、その後のホルモン補充療法もしくは経過観察を行っています。

地域医療機関からの相談や紹介、新生児マススクリーニング対象疾患の精密検査にも対応しています。母子手帳や、身長・体重の推移がわかる幼稚園や学校の記録などをできるだけご持参下さい。

小児代謝疾患

肥満症、糖尿病(1型・2型)や家族性高コレステロール血症の診断・治療、生活指導を行っています。栄養士のサポートによる食事指導、リハビリスタッフとの運動指導など患者教育を行っています。糖尿病には、血糖自己測定、あるいは機器を用いた持続血糖モニタリングに基づいた内服薬や強化インスリン療法の指導、生活支援を行っています。

在宅自己注射療法の導入が必要なときは、お子さまや家族の不安を和らげるため、看護師や薬剤師のチームから丁寧な説明を行っています。

小児腎臓クリニック(担当:西田)

3歳半健診や学校検診での尿検査スクリーニング陽性者に対して二次検診に対応しています。

先天性腎疾患

先天性水腎症など腎エコー検査、レノグラムなど核医学画像(シンチグラム)などの機能検査を行い、また泌尿器科と連携した診療を行っています。

ネフローゼ症候群・IgA腎症・紫斑病性腎炎・糸球体腎炎・尿路感染症

ネフローゼ症候群や慢性腎炎の診断・治療、経過観察を行っています。

小児神経・発達クリニック(担当:磯田)

てんかん、再発性熱性けいれん

外来で脳波ビデオ同時記録検査を行い、ガイドラインに即したてんかん診断と治療の開始、治療終結までの経過観察を行っています。再発性熱性けいれんのお子さまには、ジアゼパム座薬による再発予防法の指導、相談に対応しています。

発達相談

健診で指摘された体格の問題や運動発達のつまずきの相談に対応しています。リハビリテーション科と共同して、理学療法など運動能力向上支援にも対応しています。(当院は、発達知能検査といわゆる広汎性発達障がい、自閉症の診断・相談には対応していません)

早産児・低出生体重児の発達外来

退院後の発達過程の経過観察を行っています。保険適応対象のお子さまには、RSウイルス重症細気管支炎の予防を目的としたシナジスR(抗RSウイルスのモノクローナル抗体)の定期投与にも対応しています。

医師一覧

部長磯田 賢一(いそだ けんいち)

資格
  • 日本小児科学会認定小児科専門医・指導医
  • 日本小児神経学会認定小児神経専門医
  • 日本てんかん学会てんかん専門医・指導医
  • 日本小児感染症学会認定医
  • 日本化学療法学会抗菌化学療法認定医
  • ICD制度協議会 インフェクションコントロールドクター
  • NCPR(新生児蘇生法「専門」コース)修了
専門領域
  • 小児神経疾患
  • てんかん
  • 遺伝性疾患

医長井上 望(いのうえ のぞみ)

資格
  • 日本小児科学会認定小児科専門医
  • 日本内分泌学会内分泌代謝科専門医
専門領域
  • 小児内分泌

専攻医南川 洋平(みなみかわ ようへい)

専門領域
  • 小児科一般

診療実績

2022年度

外来患者数
29.6人/日
外来紹介件数
18.7件/月
入院患者数
0.8人/日
平均在院日数
3.8日

研究

学会(2021年度)