心肺運動負荷CPX 松下記念病院

      


心肺運動負荷試験は運動生理学に基づくユニークな検査です.心臓リハビリの領域では運動処方や効果判定など重要な役割を果たしています.息切れの原因検索や心不全の重症度判定などにも有用ですが,循環器診療で利用される機会は多くありません.略語の多さやグラフの複雑さが敬遠されている理由の一つかも知れません.

CPX塾は初学者が心肺運動負荷を学ぶための自習室です.嫌気性代謝閾値(AT)や呼吸性代償開始点(RCP)の決定から始めてください.困ったらヒントや簡易辞典がお手伝いします.その後に総合解釈や9パネルで知識を有機的に体系化してください.本ページが日常臨床で心肺運動負荷試験を活用する契機になることを願っています.

松下記念病院 循環器内科 川崎達也
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