総合診療科
総合診療科のご紹介
わが国は高齢化率(全人口に占める65歳以上の割合)が30%(2025年)に達し、高齢者・超高齢者の医療は、地域全体で支えていくべき重要な課題となっています。
高齢者の多くは、5~6種類の疾患を同時に抱える「多病」の状態にあり、異なる診療科や医療機関へ通院し、複数の薬を処方され、ポリファーマシー(多剤併用)の状態に陥りやすい傾向があります。また、高齢者では、一般的な疾患であっても非典型的な症状を呈することがあり、診断に時間を要する場合も少なくありません。
その結果、「どこの診療科を受診すればよいのかわからない」「複数の病気をまとめて相談したい」といったお悩みを持たれる方も多いのではないでしょうか?
総合診療科の役割 ― ゲートキーパーとして ―
そのようなときに、医療のゲートキーパー(入口)としての役割を担うのが『総合診療科』です。総合診療科では、あらゆる患者さんをワンストップで診療し、丁寧な問診・診察と基本的な検査を通じて、全身を総合的に評価します。
当院総合診療科の特色・強み
当院の総合診療科の最大の特徴は、各専門内科に所属する内科医が協力して総合診療科を支え、運営している点にあります。
そのため、専門内科同士の連携やコミュニケーションが良好で、入院中あるいは外来診療中に専門性の高い疾患が疑われた場合でも、速やかに専門科へのコンサルテーション(相談)や転科を行うことが可能です。
たとえば、不明熱(原因不明の持続する発熱)の原因として関節リウマチなどの膠原病が疑われた場合には、迅速に膠原病・リウマチ内科へ紹介します。また、歩行障害の原因としてパーキンソン病などの神経変性疾患が疑われる場合には、脳神経内科と連携し、専門的な診断・治療につなげます。高齢者では、一般的な疾患であっても症状が非典型的となることがあり、診断が確定するまで少し時間を要する場合も少なくありません。そんな場合でも、専門医のバックアップ体制が整っていることは患者にとっても、ご紹介いただく先生にとっても、大きな安心につながります。
当院には、呼吸器内科、循環器内科、消化器内科、肝臓内科、糖尿病・内分泌内科、血液内科、腎臓内科、膠原病・リウマチ内科、脳神経内科といった充実した専門内科体制が整っており、総合診療科が専門診療への確かな“入口”として機能しています。
患者さんには安心して総合診療科を受診していただけるとともに、地域の医療機関の先生方にとっても、信頼してご紹介いただける診療体制を目指しています。
診療の流れと専門科との連携
検査の結果、専門的治療を要しない比較的よくみられる疾患であれば、総合診療科にて外来・入院を通じた継続的な診療を行います。
一方、専門性の高い疾患が疑われた場合には、当院の27の専門診療科と連携し、適切な診療科へ速やかにご紹介いたします。
また、総合診療科で継続診療を行っている患者さんについても、診療方針が確立し、病状が安定された段階で、通院しやすい地域の医療機関へ逆紹介させていただいております。
入院診療について
救急科を受診され、入院治療が必要と判断された患者さんのうち、
- 誤嚥性肺炎
- 尿路感染症
- 敗血症
- 脱水・電解質異常
など、必ずしも専門科での治療を要しない疾患については、『総合診療科』で入院を受け入れ、総合診療科所属の医師(内科医)が診療を担当しています。
退院後の生活を見据えた多職種連携
当院の総合診療科では、入院のきっかけとなった疾患の治療にとどまらず、退院後の生活環境・療養環境・介護環境までを見据えた支援を行っています。 医師に加え、
- 看護師
- リハビリテーション技師
- 薬剤師
- 社会福祉士
など、多職種が連携し、患者さんとご家族が安心して地域での生活に戻れるようサポートしております。
診療担当表
患者支援連携センター 医療機関専用ダイアル
TEL:06-6992-5373
FAX:06-6992-6697
代表TEL:06-6992-1231(内線3195)
受付時間:平日(月~金) 8:30~17:00
※祝祭日、年末年始除く
- ※急患については24時間対応いたします。受付時間外は代表へお電話ください。
- ※FAXは24時間稼働していますが、受付時間外のお申し込み分へのご連絡は翌日または休日明けとなります。
- ※こちらの番号は医療機関専用となりますので、急を要する患者さま紹介への対応等もあり、一般の方がこちらへおかけになられてもご対応いたしかねます。ご了承ください。
〒570-8540 守口市外島町5-55
松下記念病院 患者支援連携センター