膠原病・リウマチ内科
主な取り扱い疾患
- 関節リウマチ(RA)、若年性・高齢発症RA
- 全身性エリテマトーデス(SLE)、ループス腎炎
- 血管炎症候群(ANCA関連血管炎:MPA/ GPA/ EGPA、巨細胞性動脈炎、結節性多発動脈炎 等)
- 強皮症(全身性硬化症)、レイノー現象
- 多発性筋炎・皮膚筋炎(間質性肺炎合併含む)
- シェーグレン症候群、IgG4関連疾患
- 混合性結合組織病(MCTD)、再発性多発軟骨炎、ベーチェット病 ほか
ご紹介の目安
関節リウマチ・炎症性関節炎
- 朝のこわばり(30分以上)、多関節痛・腫脹、圧痛点の増加
- 抗CCP抗体・RF陽性、CRP/ESR 高値、関節エコーで滑膜炎所見
- MTX抵抗性・副作用、生物学的製剤/JAK阻害薬導入検討
- 高齢発症RA、間質性肺炎併存RA の治療選択相談
SLE・シェーグレン・強皮症・筋炎など
- 不明熱、発疹、関節痛、口腔・眼乾燥、レイノー現象、筋力低下
- 自己抗体陽性(抗核抗体、抗dsDNA、抗Sm、抗SSA/SSB、抗Jo-1、抗MPO/PR3-ANCA 等)
- 臓器障害の疑い(蛋白尿・血尿、間質性肺炎、心嚢/胸水、中枢神経症状)
血管炎症候群
- 持続する全身炎症(発熱、倦怠感、体重減少)、原因不明の多発単神経炎
- 上気道・副鼻腔炎反復、喀血、肺胞出血疑い
- 急速進行性腎障害、皮疹(紫斑)、眼症状
ご紹介を検討いただきたい症状・所見
| 整形外科の先生方 | 皮膚科の先生方 | 一般内科の先生方 |
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軽度の肺の間質影の紹介の勧め
間質性肺炎 ≒ がん
慢性に進行するタイプの間質性肺炎は、代表的な悪性腫瘍と比較しても予後が悪い部類に入ります。さらに日本では諸外国と比べて診断が遅れていると言われています。その一因には早期の症例が「症状がない」・「所見が軽度である」ということを理由に精査が行われていないことがあると推測されています。
5年後生存率
呼吸器症状が出てから紹介では遅い
呼吸器症状が出てから診断された場合、生存中央値は2年程度という報告もあり、治療により得られる効果もわずかとなってしまいます。悪性腫瘍と同じく、症状出現前の早期の段階で診断し治療介入を行う必要があります。
治療対象としての「進行性肺線維化」
慢性経過で線維化が進行する例を指し、治療の対象になります。
直近1-2年での
- 肺活量の低下
- CT所見の悪化
- 症状の変化
原疾患を問わず50%程度が該当します。
(Hambly N et al. Eur Respir J. 2022;60(4):2102571)
紹介の目安
「特発性間質性肺炎 診断と治療の手引き 2022」では、間質性肺炎が疑われた時点で、無症状であっても必ず一度は専門医に紹介することが推奨されています。
疑う所見
- 肺の捻髪音(特に背側底部)
- 胸部レントゲン異常(軽微な例も含む)
- 血液検査(KL-6, SP-D)
間質性肺炎と膠原病
最近の報告では、慢性進行性の間質性肺炎の40%程度が膠原病に由来するものと報告されています。また、これらの5年生存率は40-50%程度と言われており、いずれも原疾患に対する早期の介入が重要です。
ご紹介くださる先生方へ
部長 井上 拓也(いのうえ たくや)- 関節リウマチなど炎症性関節疾患においては、一度骨が破壊され始めると元に戻らないばかりか、炎症が落ち着いても変形が進行してしまう例があり、早期の診断と治療が重要です。逆に一定期間の経過を見ないと判断がつかない例もあり、一旦お返しする例もあるかと思いますが、早めにご相談いただければ幸いです。
- 間質性肺炎はさらに状況が悪く、特に慢性進行するタイプの生命予後は悪性腫瘍と同程度と言われており、一旦進行してしまうと、肺移植が適応外の場合は在宅酸素などの対症療法しかできなくなってしまいます。しかし、慢性進行例の40%程度を占める膠原病の例は、近年治療選択肢が大きく広がりました。血液検査等では判別できない例も多いため、原因の特定されていない肺病変は一度、当科にもご相談ください。
診療担当表
患者支援連携センター 医療機関専用ダイアル
TEL:06-6992-5373
FAX:06-6992-6697
代表TEL:06-6992-1231(内線3195)
受付時間:平日(月~金) 8:30~17:00
※祝祭日、年末年始除く
- ※急患については24時間対応いたします。受付時間外は代表へお電話ください。
- ※FAXは24時間稼働していますが、受付時間外のお申し込み分へのご連絡は翌日または休日明けとなります。
- ※こちらの番号は医療機関専用となりますので、急を要する患者さま紹介への対応等もあり、一般の方がこちらへおかけになられてもご対応いたしかねます。ご了承ください。
〒570-8540 守口市外島町5-55
松下記念病院 患者支援連携センター

