緩和ケア病棟では、がん終末期にみられる心や体の苦痛を和らげる治療や看護ケアを行っています。苦痛を緩和することで、患者さんがその人らしく過ごせるよう、医師、看護師をはじめ、リハビリや薬剤師など様々な分野の職種と連携しています。
患者さんやご家族がゆったりと毎日を過ごせるよう全ての病室が個室になっています。「自分らしくいられる場所」として、その人らしさを尊重し、安心できる生活が送れるよう緩和ケアでの専門性を発揮しています。
看護においては、日々のカンファレンスで「その人らしく過ごすこと」を大切に、多職種とともに考え、話し合い、ケアにつなげることを目指しています。

呼吸器内科、循環器内科、糖尿病内科、腎臓内科、脳神経内科を主とした内科混合病棟です。がん化学療法看護認定看護師、糖尿病療養指導士、心不全療養指導士、腎不全療養指導などの専門的な分野の資格を持つスタッフが在籍しており、急性期から退院後の生活を見据えた看護を展開しています。看護師はやりがいをもち、常に患者さんの立場に立って、「その人らしい生活」を大切に、笑顔あふれる看護を目指しています。

整形外科と消化器内科を主とした混合病棟です。
整形外科では骨折だけでなく加齢に伴う機能低下によって引き起こる疾患（変形性膝関節症、変形性股関節症、脊柱管狭窄症等）が多く、手術を目的とされる患者さまがほとんどです。
また消化器内科では大腸ポリープや総胆管結石、イレウスから消化器系の癌まで、疾患は多岐に渡ります。手術や検査を受ける患者様にはクリニカルパスを活用してオリエンテーションを行い、安心して入院生活を過ごして頂けるよう努めています。
看護師がやりがいをもって楽しく看護をしてこそ、患者さまが満足の得られる看護が提供できる！との信念をもって、みんなで楽しく看護をすることを各自が意識して取り組んでいます。

2018年4月より地域包括ケア病棟となり、すべての診療科を対象とし、様々な疾患の方を担当しています。急性期治療を終え、自宅や施設での生活に不安がある方、治療の継続が必要な方で、住み慣れた地域、在宅での生活が叶えられるよう支援する病棟です。
社会福祉士、管理栄養士、薬剤師とともに、患者さまにとって最適な療養環境が提供できるようにカンファレンスで知恵を出し合い、お互い医療人として成長できるよう切磋琢磨しています。
「一人ひとりの潜在能力を引き出す。一人ひとりの役割を自覚し変化する。一人ひとりが意思決定し自分の考えを大切にする。一人ひとりの力を発揮する！」ことを大切に看護にのぞんでいます。

産科・婦人科・小児科・乳腺外科を主とした女性病棟です。
入院される患者さまにとって、安心安全安楽なニーズに沿った看護を提供し、母子の健康と安心した育児環境をサポートします。また、女性の一生をサポートするという思いから、さまざまなライフスタイルにおける女性の支援を目標に環境作りと看護ケアを行っています。

白血病や悪性リンパ腫、骨髄異形成症候群などの血液内科と、今後も増加していくと考えられる心不全をはじめとした循環器疾患を担当している病棟になります。
血液内科においては歴史が長く、プロフェッショナルとしての誇りをもって看護にあたっています。循環器内科においては今後も増加していると考えられている心不全患者さんの生活の再獲得と再入院予防を使命と考えています。どの科においても小さなできごとに気づけることが、ケアの始まりであると考えています。
他病棟よりも年齢層が若く、元気いっぱいで伸びしろのある病棟です！

手術は、緊急手術に対しても24時間体制で、年間3,000件以上の手術を行っています。
患者さまが安全に手術を受けられ、そして少しでも不安な気持ちを和らげられるように、手術を決定された時点から手術室看護師が患者さまと関わり、また、術前からの情報を手術室看護師と病棟スタッフ間で共有し、より患者さまが安心して、安全に手術が受けることができるように努めています。
多忙な職場ではありますがスタッフが働きやすくなるためにはどうすれば良いかを日々考え、全員で改善策を出し合っています。

ICUは呼吸循環不全など生命が危機的な状態の方が入院します。HCUには、生命危機から回復して間もない方や、病状が急変する可能性のある方が入られます。また、過大侵襲のある手術後の部屋としても利用されています。
全身状態の安定を目指しながら、社会復帰のことも考え、できる限り早期からリハビリや栄養投与などを行っています。日々、患者さんの状態が変化しやすい部署ですが、「患者さんにとって最善は何か」を常に意識しながら、看護に当たっています。
また、認定看護師、専門看護師、特定行為研修終了者が４名在籍しています。スタッフそれぞれが成長を実感し、やりがいが持てる部署を目指しています。

外科・泌尿器科の手術前後の患者さんが多いなか、消化器内科も担当する病棟です。手術や治療に対する不安を軽減し、安心して入院生活が送れるようコミュニケーションを大切にしています。新人からベテランまで幅広いスタッフ層で、認定看護師や専門資格を有したスタッフ、子育て中のスタッフも多く在籍しており、互いの個性を生かしつつ、認め合う職場風土です。患者さんに寄り添い、きらりと輝く看護を目指し、スタッフ全員で力を合わせて支援していきます。

当院の外来は、28の診療科と専門クリニック、そして外来化学療法室、人工透析室があります。外来には看護師・看護補助者を含め60名以上のスタッフが在籍しております。様々な症状で来院される患者さまが安心して受診できるよう、臨床経験が豊富な看護師による優先診療の判断や、適切な診療科へのトリアージを行っています。
当院は、地域がん診療連携拠点病院であり、多くの外来患者さまが受診されます。「外来は病院の顔」であることを念頭に、患者さまやご家族が安心して検査や治療に臨めるよう心がけております。

入退院支援室では、入院というイベントだけでなく、治療を受けた後も患者さま本人が望む生活ができることを大きな目標としてサポートしています。
院内の専門職との連携調整の窓口として、また、訪問看護師やケアマネージャーなど生活に必要な職種と連携し調整することで、患者さまが不安なく入院生活が送れるように、そして安心して退院できるように関わっています。
身体的な側面をはじめ、精神面、社会面など常に患者さまと関わるので、アセスメント力、コミュニケーション力がどんどん向上します。多くの職種と関わるので、より効果的な視点も広く学べる職場です。