新人看護師
- 就職先に選んだ理由
- 何かあれば悩みを共有している姿を実習の頃からみていたので、安心して勤務し続けられると感じたからです。パナソニックの製品を購入できたり、福利厚生も充実しており、魅力の一つです。
- 看護師になってうれしかったこと
- それは、患者さまからの反応が目に見えることです。患者さまが「おはよう」「おつかれさま」「明日もあなたがいてうれしい」「がんばっているね」「一年目だと思えない」「あなたの笑顔で救われている」などと言葉をかけてくださること、顔を覚えていただいていること、そんなうれしさがもっと成長したい、しなければという原動力にもつながっています。
できないこともたくさんありますが、入社当初と比べると、情報収集やアセスメントをして相談した時など、先輩から知識や技術が身についてきたねと言われたときは自分の成長に気づける瞬間で、とてもうれしかったです。 - 看護師になって大変だったこと
- 大変だったことは、受け持ち患者さまが最初は1人から徐々に3人4人と増えていき、優先順位を考え、多重課題を乗り越えなければならなかったことです。生命にかかわる職業なので、プレッシャーも感じます。学生時代は患者さまひとりと向き合える時間を持てましたが、今はたくさんやるべきことがある中で、どうやって患者さまと向き合う時間をつくるかということに悩みながら行っています。まだまだ学習することはありますが、カルテを書くスピードが上がってきたり、先輩や同期と声を掛け合ったり、多重課題をこなしたり、空いた時間を見つけて患者さまと向き合う時間を作ることができるようにもなってきています。
- なりたい看護師像・そのためにがんばっていること
- 患者さまに寄り添い、患者さまにとってニーズを表出しやすい看護師でありたいです。
疾患の知識や観察技術はもちろんのこと、普段からコミュニケーションを通して、信頼関係を築けるよう世間話や挨拶を積極的に行い、患者さまに遠慮させることなく小さな身体の変化や思いを伝えていただけるよう日々頑張っています。また身体状態の変化に即座に気づくことができる看護師になりたいです。そのために普段から呼吸・循環・意識の評価や、疾患に対して症状の悪化とはどのようなものかを考えるようにしています。
新人教育担当
- 自分の新人時代を振り返ると
- 勉強することも覚えることもいっぱいで、とにかく毎日必死だった気がします。
同期・先輩・家族・友人、いろんな人に支えてもらいながら、悔しくて泣いたり、嬉しくて喜んだり、毎日があっという間でした。1年目の時に担当した患者さんのことは、今でも鮮明に思い出せるくらい濃くて、忘れられない1年でした。 - 新人教育を担当した楽しさ・難しさ
- それぞれ違う速度で成長していく新人さんたちに合わせて、目標や業務を調整して教えていくことの難しさがありますが、その分新人さんたちのできることが少しずつ増えて成長していく姿は、自分のことのように嬉しく思えます。初心に帰って、自分も一緒に成長していける気がして、間近で成長を見守れることがやりがいだと思います。
- 新人看護師へのメッセージ
- 大変なことももちろん多いですが、その分楽しいことややりがいがいっぱいの世界だと思います。一緒に楽しく働いていけるようにサポートしていくので、頑張っていきましょう。
2年目看護師
- 1年を振り返って
- 2年目になって、看護技術など、できることがたくさん増えました。また先輩との交流も増え、楽しく働けていると思っています。その一方で、自分で考えて動くこと、判断する場面が増えたことに責任の重さを感じています。気持ちだけが焦ってしまわないよう頑張っていきたいです。
- 2年目のやりがい
- 2年目になって病態理解も以前よりスムーズに言葉にできるようになったことで、医師、先輩看護師が話す内容や意味も理解しながら聞くことができるようになりました。それによってカンファレンスでの発言量も増えました。医療に看護に、少しずつ貢献できているような、そんな体験があると、チームの一員になれたのかなと、やりがいを感じることができます。
- 新人看護師へのメッセージ
- 学生時代とは異なり、最初は未知の世界で覚えることも大量にあって、不安でいっぱいだと思いますが、成長していることを実感できると、楽しく看護ができます。焦らず一緒に頑張りましょう!
育児中の看護師
- 育児しながら看護師を続ける理由
- 4歳・2歳の子どもを育てながらフルタイムで働いています。私の中で、子供との時間が1番大切ですが、仕事で離れることがあっても、保育園で新しい経験をして成長する姿に感動する瞬間も楽しく思えています。
看護師として働く中で、患者さんの変化にいち早く気づけた時や、患者さんや家族さんが笑顔になってくれた時など、やりがいを感じるので、この仕事を続けています。私自身、働くことで生活にメリハリができ目標も持てるようになりました。 - サポート体制について
- 産休・育休取得後に復職したあとは、しばらくの間、時短勤務で働きました。久しぶりの臨床現場に不安も大きかったですが、スタッフみんなが優しく教えてくれたり、勤務中に院内研修に参加して学んだり、少しずつ慣れていくことができました。通常勤務にしてから、子どもが熱を出し早退することもありますが、「残ってる仕事もらうよ」と声をかけてくれるスタッフや、夫や両親に協力してもらい仕事を続けることができています。福利厚生も整っており、院内保育所もあります。また、教育制度も充実しており、ブランクがあっても自分の興味ある分野について深く学べる病院だと思います。
- 家庭を持つ看護師へメッセージ
- 家庭(育児と仕事)の両立はやはり大変ですが、家族やスタッフの支えのおかげでやりがいを感じながら仕事をしています。私の働く部署では、8人のママナースがいるので、育児の相談などもできて心強い職場です。
キャリア採用看護師
- 当院を選んだ理由
- 息子の小学校入学に伴い、松下記念病院が小学校に近く、周囲の環境が良いと感じたことが選んだきっかけです。また、以前、一緒の職場で勤務していた先輩看護師が勤務していることも心強く感じました。同僚では、前職場の医師からのお勧めで就職した看護師もいます。
- 入ってみてのおすすめポイントがあれば
- 診療科がまんべんなくあり、幅広く疾患や手術について学べること。そしてスタッフの方々の雰囲気や対応がとても柔らかく、わからないことも聞きやすいです。
社員食堂が安く、福利厚生が今までで一番良かったのもうれしく思っています。 - これから入職する希望のある方へメッセージ
- 中途採用の看護師も多い病院だと思いますが、様々な背景の方が集まることで、他院での経験が活かされ、看護の質がより良く保つ力になっていると感じます。迷っている方は、一度見学に来られ、雰囲気を味わってみるのもひとつかと思います。私はそれで松下記念病院なら大丈夫と思えました。
認定看護師
- 認定看護師を目指したきっかけ
- 高齢者の方が、入院中に眠れない、点滴を自分で抜いてしまうなど、どうしたものかと悩む経験をたくさんしました。そのようなことがせん妄の症状とも知らず対応しており、自分の知識や技術を高めないといけないなと強く感じたからです。またひとりで対応するには限界があり、医療チーム全体でケアをするためにはもっと学ばなくては、と思ったこともきっかけです。
- サポート体制について
- 認定看護師の研修に通っている間は出張という形で行かせていただきました。学費の補助もあったので大変助かりました。送り出してもらう側からは、とても体制が整っていると思います。自分が学びたいことと、時代背景、病院組織が求めるところが一致したことも、サポートを得られた大きな要因かと考えています。
- 専門性を極めたい看護師へメッセージ
- 自分が学びたいと思うことを自分で選んで学ぶということは、大変だけれども楽しいことも多いです。「私なんかまだまだです」と遠慮する声をよく聞きますが、躊躇せずにチャレンジしてほしいと思います。集中して学ぶことができて、自分が想定していたより視野が大きく広がり、臨床現場で活用できるようになっています。
専門看護師
- 専門看護師を目指したきっかけ
- ERというドラマを見て、救急集中領域に興味を持ちました。そんな時、大きな災害に出会い、医療職という道に進み、救急集中領域で働くようになりました。身体的にも精神的にも危機状態にある方の看護を通して、考え方の根拠となる知識を深めたい、突き詰めたいと思ったのがきっかけです。
- サポート体制について
- 2年間の休職という形での大学院進学となりますが、籍があること、今後の期待をかけてもらっていることなど、やりがいにつながる形でサポートしてもらったと感じています。
中途採用での専門看護師もおり、役割発揮できるよう組織内での調整も行っています。 - 専門性を極めたい看護師へメッセージ
- 興味を持ったことに対して調べていくと、いろいろな知識が付き、物事をみる幅がかなり広がります。学会などの参加をはじめ、自院以外の看護師とのつながりも多くなり、様々な看護をみる機会も増えます。小さくまとまらず、大きくステップアップする機会を逃さず、前へ前へと進んでいけるよう、今度は自分たちがサポートする番だと思っていますので、一緒に成長できればうれしく思います。
特定行為研修修了者
- 特定行為を目指したきっかけ
- もっと早く、もっとタイムリーに患者さんに何か介入できれば、もっとスムーズに患者さんの回復を早くできるのではないかと思ったことがきっかけです。そんなとき、上司からの後押しもあったので目指すことができました。
- サポート体制について
- Eラーニングや実習期間は学びの時間を確保してもらえるのがとても助かりました。多くのことを学び、実施し、レポートとしてまとめる学習プロセスは大変でしたが、学びに集中させてくれた部署の協力のおかげと思っています。
- 特定行為へチャレンジする看護師へメッセージ
- 手技の実施には責任の重さも感じます。指示書に従っての行為ではありますが、治療に大きく関係しています。看護と医学的な介入との2つの視点を持つことは、アセスメントや判断の幅を大きく広げることができます。機会があれば、臆せずどんどんチャレンジしてほしいと思います。
特定行為研修修了者 5名(2022年8月)
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呼吸器(気道確保に係るもの)関連
01名
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呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連
01名
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呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連
00名
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循環器関連
00名
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心嚢ドレーン管理関連
00名
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胸腔ドレーン管理関連
00名
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腹腔ドレーン管理関連
00名
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ろう孔管理関連
00名
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栄養に係るカテーテル管理(CVC管理)関連
03名
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栄養に係るカテーテル管理(PICC管理)関連
00名
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創傷管理関連
02名
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創部ドレーン管理関連
02名
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動脈血液ガス分析関連
01名
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透析管理関連
00名
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栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連
05名
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感染に係る薬剤投与関連
01名
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血糖コントロールに係る薬剤投与関連
00名
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術後 疼痛管理関連
00名
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循環動態に係る薬剤投与関連
01名
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精神及び神経症状に係る薬剤投与関連
02名
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皮膚損傷に係る薬剤投与関連
02名
NST専門療法士
- NST専門療法士という分野を目指した理由
- 栄養の視点で自分の知識や技術から医師に提案・ディスカッションを行い看護ケアをよりよく行っていた先輩看護師がいました。自分もそういうような看護師になりたいと思ったのがきっかけです。栄養管理はすべての疾患・すべての人の基盤となるものなので、どんなに高度な治療でも、看護ケアを行えても、栄養管理をしていなければ患者は良くならないと感じたからです。
- モチベーションはどこから
- 栄養管理は看護師の業務の「日常生活の援助」にも含まれています。ちょっとした工夫一つで、患者さんが自分で食事をすることが可能になります。また栄養管理を行うことで見違えるほどの回復を見せてくれることもあります。看護師が栄養管理を怠ると、たちまち患者さんは悪い方向にも進みます。自分のケアで、患者が良くなることを感じることが最大のモチベーションになっています。
- 専門分野を高めたい看護師へメッセージ
- 栄養管理はいつでもどこでも必要とされており、看護師にとって欠かすことのできない分野です。当院では口腔ケアや摂食嚥下障害看護にも積極的な風土、システムがあります。自分のスキルアップを行える教育支援体制も構築されており、何より患者への直接的ケアの実践も行える環境にあります。栄養管理は専門分野ではなく、看護師として当たり前に見に付けて置かなければならないスキルです。それを当院ではより高めることができると思います。
心不全療養指導士
- 心不全療養指導士を目指した理由
- 病棟で心不全患者さんと関わる中で、再入院を繰り返す患者さんを何度もみてきました。そんな患者さんが少しでも長く自宅で過ごせるために、看護師としてできることは何だろうと思っていました。そんなとき、院内の心不全チームに参加し、心不全療養指導士という資格が新しくできたことを知りました。看護をしていく中で、もっと心不全についての知識を身につけたい、患者さん一人ひとりに合った指導やケアをできるようになりたいと思ったことがこの資格を目指したきっかけです。
- そのモチベーションはどこから?
- 病棟で心不全患者さんの生活の基盤をつくるために、生活上の指導などに取り組んでいたので、心不全患者さんの看護に面白さ、やりがいを感じていました。そこで資格の存在を知り、これを乗り越えることでステップアップできる、つまり患者さんに良いケアが提供できる姿と考えると、ちょっと楽しくなったということも関係しているかと思います。
- キャリアを高めたい看護師へメッセージ
- 慢性的な経過をたどる心不全において、その人の日常生活に合った指導や多職種とのチーム医療は必要不可欠です。心不全療養指導士の受験対象が医療職全般とされているように、疾患や薬剤をはじめ、看護的な知識、栄養・リハビリ・社会保障など幅広い知識を身につけられる資格でもあります。
実際に身につけた知識は、病棟で心不全患者さんへの指導に活かすことができています。心不全患者さんに関わる看護師としての専門性を高めつつ、多職種とのチーム医療に貢献することができると思うので、興味があればぜひ目指してほしいなと思います。
看護補助者
キャリアアップ
(更なる専門技術の取得)
上記以外にも、糖尿病療養指導士、BLSプロバイダー、ACLSプロバイダー、ICLSインストラクター、ELNECインストラクター、アドバンスド助産師、フットケア指導士、オムツフィッター、臨床輸血看護師などさまざまな研修、資格に挑戦しています。