









11月2日(日)に今年度のJMECC講習会を開催いたしました。
JMECCは、心停止のみならず、緊急を要する急病患者に対応できるよう、日本救急医学会策定の「ICLS」を基礎に、日本内科学会独自の「内科救急」をプログラムに導入した講習会です。日本内科学会の内科専門研修プログラムの修了要件となっており、当院で受講が可能な講習会です。
当日はコースディレクターとして京都府立医科大学附属病院の山畑佳篤先生をお招きし、インストラクターには消化器内科部長の鎌田先生、アシスタントインストラクターには消化器内科の土橋先生にご協力いただきました。当院の内科専攻医、研修医6名に対して、熱心にご指導いただき、ユーモアも交えた白熱の演技で有意義な一日となりました。
ICLSに加えて、救急の現場でよく遭遇する疾患をいくつか体験し、病歴聴取、初期対応、治療法を学びました。
午前中はやや緊張した様子も見られましたが、午後には多くのシナリオを体験し、積極的な質問が飛び交いました。
受講した専攻医・研修医からは、
「実際の内科救急に即した内容で実践的だった」
「非常に勉強になり、今後の救急対応に一層身を引き締めたい」
といった声が寄せられました。
初期対応の手技を学び、チームワークを活かした円滑な蘇生処置を行う姿が印象的でした。
今後も、より充実したJMECCを開催し、新専門医制度への対応も含めて年1回定期的に開催する予定です。三連休の中での開催でしたが、ご指導いただいた講師の皆様、受講した先生方、本当にお疲れ様でした。
当院では、研修医や専攻医がこのような講習会に積極的に参加できるよう支援しています。