肝臓内科
メッセージ
※2024年8月より日本語名称が変更されました。
診療科の特徴
診療科の特徴
肝臓内科は2021年4月より新たに標榜された診療科で、今まで消化器内科で診療していた部門です。外来は今までと同日程で、医師は消化器内科と併任し、診療も消化器内科の医師と協力して行っています。肝疾患は今までウイルス性肝炎が多く、治療薬も進歩してきましたが、既存のアルコール性肝疾患に加え、最近は肥満、糖尿病、脂質異常症などを背景にした代謝機能障害関連脂肪性肝疾患が増加しています。そのため糖尿病内分泌内科、栄養管理科、リハビリテーション科などと協力して診療しています。また肝がん診療においては肝臓外科、放射線科、腫瘍内科、緩和ケア内科と協力して患者さまに満足していただける診療を心がけています。
診療方針
学会ガイドラインに準じた標準的治療を基本として、ご年齢や状態に応じて、患者さまや関連他科と相談し、診療方針を決めています。ご希望の治療方針があればご遠慮なく主治医にお話し下さい。
地域連携
かかりつけの先生からのご紹介、健診異常での受診を中心として、患者さまのご希望での受診も可能です。また、大学病院やご希望の病院へのご紹介も行っています。
医療助成
現在、肝疾患に対する様々な医療費助成があり、ウイルス肝炎検査、ウイルス肝炎治療、ウイルス肝炎からの肝がん、重度の肝硬変、さらに、肝疾患障害者手帳などが主なものです。当科外来担当医師や、肝炎コーディネーターでご相談させていただきます。
主な対象肝疾患
ウイルス性急性肝炎(A型、B型、C型、E型)、B型慢性肝炎、C型慢性肝炎、代謝機能障害関連脂肪性肝疾患、アルコール性肝疾患、薬剤性肝障害、自己免疫性肝炎、原発性胆汁性胆管炎、原発性硬化性胆管炎、肝硬変、肝不全、うっ血肝、その他の肝障害。
診療科メッセージ
肝臓内科は2021年4月に新たに標榜された部門ですが、以前から消化器内科の一部として診療していた部門で、現在でも医師は消化器内科と併任しています。肝臓病は軽度の肝炎が徐々に進行し、肝硬変から肝がんになることが大きな問題ですが、肝臓病の原因はウイルスなどはっきりしたものが多く、現在、効果の高い治療法が多く出ています。最近はアルコール性肝障害に加え、メタボリック症候群などに関連した代謝機能障害関連脂肪性肝疾患も増加しており、日常生活の管理が重要になっています。そのため、私達は医師、看護師、放射線科、検査課はもちろんのこと、栄養士、理学療法士、事務職員が一丸となって肝疾患の診療に取り組む態勢を整えています。大阪は肝疾患の多い地域です。皆さまの健康増進に役立てることを目標に日々頑張っています。
認定施設
- 日本内科学会認定内科専門医教育病院
- 日本消化器病学会認定医制度認定施設
- 日本消化器内視鏡学会認定指導施設
- 日本臨床腫瘍学会認定研修施設
- 日本肝臓学会認定施設
- 日本がん治療認定医機構認定研修施設
医師一覧
肝臓内科部長長尾 泰孝(ながお やすゆき)
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肝臓内科部長世古口 悟(せこぐち さとる)
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消化器内科部長鎌田 和浩(かまだ かずひろ)
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医員池田 佳奈美(いけだ かなみ)
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診療実績
2022年度
- 経皮的ラジオ波・マイクロ波焼灼療法(RFA、PMCT)
- 16件
- 肝動脈化学塞栓療法(TACE)
- 9件
- 経皮的胆嚢・胆管ドレナージ
- 21件
- 肝嚢胞・膿瘍ドレナージ
- 7件
- 慢性C型肝炎治療(インターフェロンフリー)
- 14件
- 慢性B型肝炎治療(核酸アナログ)
- 61件