内科専門研修プログラム
責任者メッセージ

鎌田 和浩
(消化器内科部長)

皆さんは、研修医の2年で、経験を積んで、いろいろなことを学ばれたかと思います。
これからは、いよいよ各専門科の研修へと進んでいくこととなります。

さて、皆さんが専攻とする内科の専攻医プログラムにはその3年間の中で、いくつか要求されていることがあります。
各分野の内科の症例を経験することは最も重要なことですが、当院では循環器、消化器、呼吸器、血液、糖尿病内分泌、神経、腎臓と各内科の専門診療科がそろっていて、それぞれの科に指導医もいます。
また、それらの科を補完する形で総合診療科があり、プログラムの中でいろいろな症例を経験することが可能です。
また、中規模病院の特性を生かし、各内科だけではなく、救急医療科、外科、放射線科、病理といった内科研修に深くかかわる科とも横のつながりが非常にスムースで、気軽に相談できる環境となっています。
まだ各専門科の専攻医プログラムも過渡期のため、年度によって要求されることも異なってくるかもしれませんが、中規模病院であるからこそ柔軟な対応が可能でもあります。
現状の内科専攻医プログラムでは自分の選択したプログラムの基幹病院以外の病院で1年以上の期間、研修することが義務付けられています。
医師偏在解消のため、都市部ではシーリングという都道府県別に研修人数の制限が行われており、当病院のある大阪府もその対象となっています。

当院では異なる環境での研修も重要と考え、また、シーリングの制度も変革も踏まえ、その1年をシーリング対象外の都道府県での研修を積極的に進めています。
また、数年後には、医療現場でも働き方改革が本格的に動き出します。
これは病院だけでどうにかなる問題ではありませんが、当院では、労働環境にも着目し、Panasonicという企業体の一部であることを生かし、環境改善にも努めています。

ぜひ当院でわれわれと一緒に内科専攻プログラムを始めてみませんか、皆さんに来ていただけることを心よりお待ちしております。